一見辛口なんだけど
ちょっと早いけど、今年を振り返ってみます。
1年3か月前に、フランス語のクラスを変えて、新しい先生、新しいクラスメイトと勉強することになりました。
初日に行ってみて、クラス変更したことをものすごく後悔して、泣きたくなりました。
皆さんとてもたくさん話せるんです。(上手というわけではないですが、ガンガンしゃべるしゃべる。)
加えてフランス人の先生が超辛口!20年以上に日本に住んでいて、日本のことはいいところも悪いところも知り尽くしているみたいで、なかなか辛辣なコメントも多いです。
さらに私が話すと「マダムのフランス語は、英語みたいに聞こえる」と毎回のように言うのです。発音が超苦手なので、この言葉はグサグサと心に突き刺さりました。
最初の3か月くらいは、クラスに行くのが憂鬱で、(また変更しようかな・・・)という考えが何度も頭をよぎりました。
ともかく私はこの先生が苦手で、クリスマスパーティーなどで会って話しかけてきても、逃げまくっていました"(-""-)" なんか怖いというか、緊張して、ただでさえうまく話せないのに、ますます言葉が出てこないんですよね・・・。
なんとか半年以上は続けていましたが、いつも暗い顔をしていたようです。あるとき、辛口でそっけない先生が珍しく私を呼び止め、いいました。
「あなたはもっと自分に自信を持ちなさい。能力には問題がないけど、消極的すぎる!」と。
(いやいやあなたがいっつも注意ばかりするから、自信なくなるんでしょっ!)とおもいましたが、いつもクールな彼が、励ましてくれたのがちょっと意外で、すこし前向きになりました。
それからそれまで以上に発音や、発表内容〈2週間に一回スピーチみたいなことをします)にがんばって取り組むようになって、数か月たったころです。
自分の発表を終えると辛口の先生、言ってくれました「Bravo!」と。
アメリカ人と違って、フランス人はあまり人をほめたりしないので、この言葉を聞いたらなんかジーンとして胸がいっぱいになりました。(私の頑張りを認めてくれたんだなぁ・・・)と。
この一年はたくさんフランス語を勉強して、自分でいうのもなんですが、すごく成長したと思います。私に対して、厳しく指摘してくれる(辛口の)先生がいたからだと思います。そしてただ厳しいだけの方じゃないということもわかりました。
母を見送り、父を見送り、もう自分に厳しいことを言ってくれる人も少なくなってきたアラフィフの私です。自分を成長させてくれる人たちに感謝していきたいと思います。
今年の投稿はこれで最後です。4月にブログを始めて以来、お読みいただきありがとうございました。更新回数も少なく、大して面白いことも書けない私のブログに訪問してくださって、うれしく思います。
よいお年をお迎えくださいね。
初めてのフランス人のお友達
フランス語を習って6年ですが、フランス人のお友達はいませんでした。
内気な性格なので、フランスに旅行に行っても、話しかけれないから友達は作れないし、東京ならフランス人もたくさん住んでいるだろうから、街で出くわすこともあるでしょうが、名古屋はそれほど多くないのです。
フランス語学校に行けば、先生は数名いらっしゃいますが、お友達とは呼べません。
(一人くらいお友達欲しいなぁ・・・)と思っていたら、ついにできたのです!
フランス語学校は休みに入ったけど、休み中でも少しはフランス語を使えたら・・・とFacebookの友人に相談したら、あるグループを教えてもらえました。
日本語を勉強していたり、日本に興味があるフランス人のグループです。そこに参加することにしたのです。ドキドキしてフランス語で自己紹介したら・・・まぁ来るは来るは、フランス人からの「いいね」、「お友達リクエスト」、「メッセンジャー」の嵐!フランス人って日本好きな方多いのです。
「2、3人反応してくれたらよいなぁ・・・」とささやかにも思っていたので、正直この反応の多さにはちょっと戸惑ってしまい、スマホのお知らせ音が鳴る度に怖くなりさえしました。
2日間ぐらい、必死でお返事を書き続けました。でもフランス人って飽きっぽいのか、1,2回言葉を交わすと、パタッとメッセージのやり取りが途絶えるんですよね。
その中で一人だけ、毎日メッセージをくださる方がいて、もうやりとりして一週間になります。10歳くらい上の男性で、学校の先生のようです。
4月に日本に来て以来すっかり日本に恋してしまったらしく、日本語の勉強を始めたそうです。とはいえ、まだあいさつや自己紹介くらいしかできないみたいで、「???」という日本語を送ってきます。でも日本語ができるようになりたいみたいで、私も励ましながら「ひらがな」ばかりのメッセージで応えているのです。
日本語が少ししかできないので、フランス語のやり取りが中心ですが、これは私にとってはすごく大変で、鍛えられます。学校の先生だからか、私の変なフランス語も辛抱強く直してくれます。きっと言い回しがヘンで、フランスで爆笑しながら読んでいることでしょう!(私も彼の日本語がツボにはまって、笑いが止まらないこともあるけど、これは内緒!)
「日本のどこが好きですか?」と尋ねたら、
日本人の優しさ
静けさ
清潔さ
荘厳さ
ヨーロッパとは全く違う文化
に惹かれているそうです。
時差や勤務時間があるので、夕方30分ほどの交流ですが、日仏の友情が細く長く続きますように!
親友
昨日はhちゃんとランチをしました。hちゃんと出会ったのは、高校1年の時です。体育の授業は男女別々ですので、隣のクラスの女子と一緒に受けることになっていたのですが、その隣のクラスにとっても愛らしい子がいました。その子がhちゃんです。
体育の時に一緒になるくらいで、会えばちょっとだけ言葉を交わすぐらいの間柄だったのに・・・いつのまにか33年の長い付き合いとなったのでした。アラフィフのわたしにとってはもう「歴史」です。
高校を卒業後、同じ大学に進学しました。同じ高校からその大学に進学した女子はhちゃんと私だけだったし、大学ではクラスも一緒だったので、自然といつも一緒にいるようになりました。
私の方はちょっと複雑な気持ちもありました。hちゃん、とっても素敵な子なんです。性格もいいけど、なによりとっても可愛い!永作博美さんのようなさわやかな笑顔の子で、キャンパスでも有名人。隣にいる私はいつも男の子から、「hさんによろしく」と言われ続けていました。
特に目立つ容姿でもない私は、引き立て役みたいで、(離れたいな・・・)と思った時期もあったし、ひねくれて、ついついhちゃんにいじわるを言ったこともありました(-.-)。(ごめんなさい、hちゃん。)
でもhちゃんは、変わらず優しく接してくれて、自分も、年を重ねるごとに容姿以外で自分に自信を持てるようになり、順調に友情を育てることができました。
hちゃんは、可愛らしい外見に似合わず、ものすごく強い子です。そして私の「ボッチ充」の先輩でもあります。こちらについてはまた今度ブログを書きますね。
長続きした理由を考えてみたのですが、ひとつにはあまり会いすぎないということでしょうか。hちゃんと私は今は年に1,2回しか会わないです。hちゃんがまだ小学生の男の子を育てていることもあって、時間が取れないというのもあるけど、もともと2人ともべったりするのが好きでないのです。でも会えばすぐに話が弾み、楽しく過ごせます。
二つ目に、上下関係がないということです。女同士って、支配被支配みたいな関係になることがよくあるけど、hちゃんとは対等だなぁと心から思えます。「友達だから、私のいうこと聞いて当然」みたいなところがありません。お互い心から気を遣って、お互いを尊重できている気がします。そしてそれが心地よい。
hちゃんは私の話したことをとてもよく覚えていてくれて、ポケモンGoの話になったとき、「Roseちゃんは、昔ピカチュウが好きだったよね」と言われ、20年近く前のことを覚えていてくれたので、びっくりしました。(はい、確かに昔好きでした(#^^#))そんな些細なことでも、私のことを気に留めていてくれるんだなぁと感動で泣きそうでした(;_:)。
私は友達は少ないです。でもこんな素敵な親友が一人いるからとっても幸せなんです。
師走の過ごし方をかえる
毎年12月が憂鬱でした。なぜかというと忙しい!
夫は仕事が忙しく、毎年お盆と年末年始しかまとまった休みがとれないので、その時期に必ず家族旅行にいきたがるのです。彼は旅行が趣味なのですが、私と違って一人旅は苦手なようです。愛する(#^^#)夫が行きたいというならお付き合いしないとね。でも主婦としては大掃除や新年の準備を、出発前までに済ませなくてはならないので、気ぜわしいです。
車をスタッドレスタイヤに替えるのは先延ばしできないし、子供の保護者会にもいかなきゃいけないしと、12月はマスト事項も増えます。新しい年を迎える前に、できれば歯のクリーニングとか、美容院も行きたいし・・・とやりたいことはいくつでも出てきてしまいます。そしてそこに旅行の準備が加わるので、もう12月はバタバタです。
今年はいろいろな決断をして、少しでも心安らかにゆったりと過ごせるように工夫してみました。
ひとつが年賀状です。友人が多いわけではないのですが、やっぱり数十枚は届きます。
今年はFacebookで付き合いがある人には、「出しません宣言」をしました。facebookやっていなくて昔から親しい人には、旅先から絵葉書を出そうと思います。Facebookやってなくて、義理だけの人は・・・どうしようかな。届いてから考えるか!
次が忘年会です。くどいようですが友人が多いわけではありません。なのになぜか年末が近くなるとお誘いが増えます。「あっ!今年はroseさんに会ってなかったわ!」とか、「休みに入る前に会っておこうか」と誘ってくださるのでしょう。気にかけていただくのはすごくうれしいのですが、この時期の頻繁な外出はつらいです。
今年は12月の後半の誘いはすべて断ることにしました。「すでに予定がいっぱいですみません。またの機会を楽しみにしています」と一言添えて。
また大掃除は11月に入った段階で、少しずつやるようにしました。毎週木曜日は用事を入れず掃除デーと決めていたので、年末に一気にやらなくてよいように木曜日に少しずつ取り掛かりました。エアコンのフィルターはもう洗ったし、ソファーのカバーも秋のまだ日差しが長いうちに洗っておきました。
今年は心なしか、今のところゆったりとした気持ちです。50歳近くになって、やっと計画的になれたのかな?ああもっと若いころ、高校生くらいに計画的になれていたら、もっと出来がよかったのになぁ・・・いつも試験前ギリギリになってしか勉強しなかったな・・・。
子離れ
娘が小学校5年生の時、フランス語を再開して本当に良かったと思っています。
2年生の時に初めて習い始めたんですが、まだ子供に手がかかる年頃だったし、学校からは早く帰るし、PTA役員も一度はやらないと収まらない雰囲気だったし・・・と忙しく、半年学校に通ったところで続けることを挫折していました。
5年生になり、学校にいる時間も長くなったことやママ友との付き合いも減らしていったため、すこし余裕ができたのです。
それに女の子は、5年生くらいになると、ちょっとおませさんになって、あんまり母親に近寄ってこなくなるのです。
時間ができて、しかもちょっと淋しくなってしまった私は、母以外としてのアイデンティティを探し始めて、フランス語再開に至りました。
今娘は高校2年生です。中学生くらいまでは、「寄り道禁止」という厳しい校則があったので、まっすぐ家に帰ってきましたが、高校は自由です。入学以来、「寄り道せにゃ損!損!」とばかりに帰宅拒否症にかかったかのように家にいなくなりました。
夫も帰宅は遅いのですが、娘のほうが遅いときもあります。若い女の子ですが、居場所はわかっているので(スタバです( *´艸`))、あまり心配していませんが。
問題は私のメンタルです。5年生の時の比じゃないくらいの寂しさです(;_:)打ち込むものがなければ、間違いなく「空の巣症候群」にかかっていたでしょう!
空の巣症候群・・・子育てが終わった主婦が、子供が巣立った後、自分の存在意義がわからなくて悩むこと
芸術や語学はやってもやっても終わりがないので、いつまでもやりがいを感じることが出来ます。私は芸術は何もできないので、語学のほうにひたすら打ち込みました。毎日フランスのニュースを聴き、フランス語の小説を読み、学校の宿題をこなし・・・子供からスパッと切り替えて打ち込むことがあったのは幸いでした。
私の友人の一人は、娘さんがまだ赤ちゃんのころバイオリンを習い始め、20年になります。今お嬢さんは東京の大学に通っているので、離れ離れの生活です。彼女は地元の交響楽団に入団し、昨日オーケストラで デビューを果たしました。子育て後のエネルギーを素敵な方法で昇華させたなぁと感心します。
先日ママ友とランチをしました。娘の友達のおかあさんですが、年の離れた弟君が小学校5年生なので、まだまだママ業で忙しいようです。でも私が「娘の手が離れたからフランス語の勉強したり、ひとり京都してるんだぁ~」ということを話したら、後ほどLINEで「前向きに生きるヒントをもらえたわ♪お話できてよかった!」とメッセージをくれました。
ママたちが子育て終わっても空虚にならず、自分の魅力を失わず、ますます輝いていられますように!私は今日もフランス語に打ち込もう!明日は今年最後の授業!