子離れ
娘が小学校5年生の時、フランス語を再開して本当に良かったと思っています。
2年生の時に初めて習い始めたんですが、まだ子供に手がかかる年頃だったし、学校からは早く帰るし、PTA役員も一度はやらないと収まらない雰囲気だったし・・・と忙しく、半年学校に通ったところで続けることを挫折していました。
5年生になり、学校にいる時間も長くなったことやママ友との付き合いも減らしていったため、すこし余裕ができたのです。
それに女の子は、5年生くらいになると、ちょっとおませさんになって、あんまり母親に近寄ってこなくなるのです。
時間ができて、しかもちょっと淋しくなってしまった私は、母以外としてのアイデンティティを探し始めて、フランス語再開に至りました。
今娘は高校2年生です。中学生くらいまでは、「寄り道禁止」という厳しい校則があったので、まっすぐ家に帰ってきましたが、高校は自由です。入学以来、「寄り道せにゃ損!損!」とばかりに帰宅拒否症にかかったかのように家にいなくなりました。
夫も帰宅は遅いのですが、娘のほうが遅いときもあります。若い女の子ですが、居場所はわかっているので(スタバです( *´艸`))、あまり心配していませんが。
問題は私のメンタルです。5年生の時の比じゃないくらいの寂しさです(;_:)打ち込むものがなければ、間違いなく「空の巣症候群」にかかっていたでしょう!
空の巣症候群・・・子育てが終わった主婦が、子供が巣立った後、自分の存在意義がわからなくて悩むこと
芸術や語学はやってもやっても終わりがないので、いつまでもやりがいを感じることが出来ます。私は芸術は何もできないので、語学のほうにひたすら打ち込みました。毎日フランスのニュースを聴き、フランス語の小説を読み、学校の宿題をこなし・・・子供からスパッと切り替えて打ち込むことがあったのは幸いでした。
私の友人の一人は、娘さんがまだ赤ちゃんのころバイオリンを習い始め、20年になります。今お嬢さんは東京の大学に通っているので、離れ離れの生活です。彼女は地元の交響楽団に入団し、昨日オーケストラで デビューを果たしました。子育て後のエネルギーを素敵な方法で昇華させたなぁと感心します。
先日ママ友とランチをしました。娘の友達のおかあさんですが、年の離れた弟君が小学校5年生なので、まだまだママ業で忙しいようです。でも私が「娘の手が離れたからフランス語の勉強したり、ひとり京都してるんだぁ~」ということを話したら、後ほどLINEで「前向きに生きるヒントをもらえたわ♪お話できてよかった!」とメッセージをくれました。
ママたちが子育て終わっても空虚にならず、自分の魅力を失わず、ますます輝いていられますように!私は今日もフランス語に打ち込もう!明日は今年最後の授業!