ひとりを楽しむ

子育ても落ち着き、自分の時間がとれるようになってきました。一人でも充実した時間を過ごしてお伝えしていきます。

ルーティーン

高校2年生の担任は学校で1,2を争う怖い先生でした。自由な校風の学校ですっかり今でいうJK生活を謳歌していた私は、予習復習なんてしたこともなく、テスト前に申し訳程度に勉強するだけでした。

 

 

2年生の担任は父親よりも5才くらい上の、英語担当。私達と同じ年の娘がいて、県内でも有数の進学校に通っているそうで、こどもと同学年なのに、レベル的に劣る私たちが歯がゆかったのか、それはそれは厳しかったのです。

 

 

だらしなかった私でしたが、「この先生に目をつけられませんように・・・」と一回目の授業からしっかり予習して授業に臨み、テストの二週間前からテスト勉強を始めるという、それまでとは考えられない変化を遂げたのでした。

 

 

高1まで、嫌いじゃなかったけど勉強不足でいまいちな成績の英語でしたけど、先生怖さにしっかり勉強できたせいか、成績もあがり、大学では英語を専攻することになりました。卒業してからは英語を使う部署での採用で、30代後半まで20年間英語漬けの毎日でした。

 

 

仕事をやめたとき、「もうこれからは好きなことができる!」と思ったものでしたが、結局今フランス語の勉強をしています。言語が替わっただけで、やってることは同じです。

 

 

わからない単語を辞書でひく、文法の問題を解く、作文をする、長文を読む、音声を聴く・・・30年以上おんなじことの繰り返しです。最近はインターネットで現地の情報がダイレクトにわかったり、海外の番組が見られるようになっていい時代になりました。

 

 

16歳から30年以上続けた習慣は、もう自分の一部となり、歯を磨いたりするのと同じくやらないと気持ち悪くなってしまうのかしら。語学を勉強することはすでに私のルーティーンとなり、自分の芯のようなものを作ってくれた気がします。心がざわざわするときも辞書をひき、わからない単語を調べて文章を読む。それだけで心が整って、前を向いて歩める気がします。

 

 

以前お茶をしたママ友が「家で一人でいると不安になってしまう」とこぼしていたけど、私はひとりで家にいてもやることがいっぱいあって、不安を感じる暇がない。私のルーティーンは「ひとりでいられる力」も培ってくれたかもしれない。


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 最近成城石井のモーモーチャーチャーという、やたら名前が長いアジアンスィーツがお気に入り。