ひとりを楽しむ

子育ても落ち着き、自分の時間がとれるようになってきました。一人でも充実した時間を過ごしてお伝えしていきます。

ひとり旅を選ぶ その2

旅行に一緒に行く友達がいないわけではありません。

 

2年前に習い事で知り合った友達から旅行に誘われました。「いやなことがあったから自分を見つめるために、どこかに行きたいから一緒に行きませんか?」というのです。

 

私は「自分を見つめるなら一人で行ったほうがいいのでは?」と返したんですが、「roseちゃんと行きたいの!」といいます。下の息子さんが合宿に行き、上の高校生のお兄ちゃんはもう大きいから置いていって大丈夫だから、海外に行きたいそう。

 

私は「子供がまだ中学生だし、娘を夫に頼むにしても、彼も忙しいから一泊しか無理」というと、「一泊でアジアに行ける!」と言います。

 

数日後彼女は本当にアジアの都市一泊ツアーというチラシを持って、我が家に現れました。結局熱心に誘われたので、夫とも相談のうえ、娘のことを調整して、台北に一緒に行くことになりました。

 

出発当日空港で待ち合わせて、手続きを済ませ、ラウンジで搭乗時刻を待っていたのですが、彼女が「いやなこと」を延々と語りだしたのです。なんだと思います?

 

「上のお兄ちゃんの成績が悪い!」・・・ということなのです。成績悪くて海外旅行ですか・・・そんなことで飛行機に乗っていたら、私なんかロケットに乗って宇宙行きです(苦笑)そこのお子さんは、うちと違ってトップ校に通っているのですから~。

 

「あんな学校に入れるんじゃなかった!」という愚痴を聞かされ疲れてしまい、もう私は搭乗前からすでに自宅に帰りたくなってしまいました。

 

3時間のフライトでも愚痴は延々と続き、たまりかねた私は機内食後はヘッドホンを装着し、聞くことを拒否しました。

 

到着後から帰りの飛行機搭乗まではほぼガイドさんが案内をしてくれるので、愚痴から解放されましたが、ご飯を食べるときなどは成績の愚痴だけではなく、「やっぱり置いてきた息子が心配だわぁ。ちゃんと食べているかしら」と心は日本に置いてきたままの彼女。

 

(そんなに心配なら私とではなく、息子と二人で来たらよかったのに・・・)と喉元まで出かかったのですが、何とか耐えました。その代り2日目は私もかなり疲れがたまったので、自由行動の時間は「じゃあまた集合時間に!」と言い残して単独行動しておりました。

 

コーヒー飲みながら、ホッとして一人を楽しんでいた私は

(これからは安易に誰かと旅することはやめよう!旅したいときは一人で行こう!)

と自分に誓ったのです。


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 おうちで手軽にフレンチ。ニース風サラダです。黒オリーブ買い忘れ、入れられなかったのが残念。