ふらっと京都へ~「メアリー・カサット展」
先回の投稿では「京都でぼっち充」してみようかなぁ・・・と締めくくりました。
次の日起きて、天気も良く、気力、体力も充実していたので本当に日帰りで京都まで行ってきました。
京都に行きたかったのは「メアリー・カサット展」が京都国立近代美術館で開催中だったからです。
この画家は19世紀アメリカの裕福な家に生まれましたが、絵の勉強がしたくてパリまでいきました。しかし当時は女性が美術学校に入ることはできなかったので、美術館で模写をしたり、個人的に先生について絵を学んだのです。
そうしているうちに印象派のエドガー・ドガと親しくなり、印象派展などに出展し、印象派の画家としてパリで存在感を放っていったのです。
アメリカでは印象派の作品が人気ですが、この画家の貢献が大きかったとか。
生涯独身で、絵に捧げる人生でしたが、子供は欲しかったようで、後半の作品は幼い子供と母のふれあいを描いた絵が中心です。みていると母子間の親密な愛が心に沁みます。私たちが母や子供に抱いた感情が呼び覚まされるからでしょうか。
同じく印象派のモネが、浮世絵がきっかけで日本庭園までつくってしまったことは有名ですが、カサットも日本の浮世絵にかなり魅了されていたようで、浮世絵を集めるだけではなく、浮世絵にインスピレーションをうけた作品を多く描いています。彼女が集めた浮世絵と、その影響を受けて描いた画が並べて展示されているので、とても面白いです。
思い立ってすぐ新幹線に乗って、自分のペースで絵をみる。今回の「ぼっち充」、一つ目の目的達成です!(^^)!。
次回も京都での「ぼっち充」について書きますね。